「面倒くさい」「道具がない」を解決! 特別なシューケア用品は一切不要。今日からできる、最小限で最大の効果を発揮する革靴メンテナンス術を徹底解説します。
はじめに
昨今、革靴の手入れ方法はインターネットで簡単に調べられますが、職場のオフィスを見渡すと、定期的に手入れしている方は少数派だと感じます。
しかし、手入れを怠ったくたびれた高級靴は、手入れされた大衆靴には敵いません。
簡単な手入れを定期的に行うだけで、周囲との差別化が図られ、周りから良い印象を得ることができます。
今回は、特別な道具なしで、誰でも簡単に始められる革靴のメンテナンス方法について解説します。
にのまえ革靴の手入れは「面倒くさい、難しい」と感じるかもしれませんが、これを改善することで、周囲からの印象が格段に良くなり、自己肯定感も向上します!
この記事はこんな方にオススメです!
- 革靴の手入れについて、具体的に何をすれば良いか分からない人
- 手入れの必要性は感じるが、どうしても面倒に感じてしまう人
- シューケア用品を揃えることに、抵抗を感じている人
革靴を手入れする人が少ない3つの理由
まず、なぜ多くの人が革靴の手入れをしないのでしょうか。主な理由は以下の3点です。
| 革靴を手入れしない理由 | なぜハードルになるのか |
|---|---|
| 1. 単純に面倒だから | 帰宅後や休日に時間を割く習慣がない |
| 2. 色々な道具を揃える必要があるから | シューケア用品が多すぎて何を買うべきか分からない |
| 3. 手入れする程の革靴ではないから | 「消耗品」と考え、靴の価格で手入れの要否を決めている |



モノの手入れは「完璧を目指さない」、「必要最小限のことを確実に行う」ことが重要です。



まずは、最低限のケアを習慣化して、「これをやらないと気持ち悪い」というルーティンを形成するのが良いね。
手入れ不足が招く3つの弊害
1. 見た目の欠如(印象の悪化)
靴は地面に近いため、埃や塵が付着しやすく、他のアイテムよりも汚れやすいです。
足元が汚れていると、周囲から「だらしない」という悪印象を与えかねません。
特に、ビジネスシーンでは「おしゃれは足元から」と言われるように、清潔に保つ必要があります。
2. 悪臭の発生
靴を履くことで、靴下の繊維や皮脂が靴内部に溜まり、足の汗と合わさって悪臭の原因となります。
日本では靴を脱ぐ機会も多いため、においは清潔感に直結する重要な要素です。
内部の汚れと湿気を取り除くことが、悪臭防止の鍵です。
3. 劣化の進行を早める
付着した汚れは革の栄養を吸収するだけでなく、革の表面を塞いでしまいます。
その結果、革表面は乾燥し、ひび割れの原因に、内部には湿気が溜まりカビ発生の原因となります。
定期的な手入れは、ひび割れやカビの予防に最も効果的です。
特別な道具なしでできる具体的な手入れ方法
お待たせしました。今すぐ始められる、特別な道具なしの最小限のケア方法を紹介します。
| 手入れ方法 | 頻度 | 効果 | 必要な道具(家にあるもの) |
|---|---|---|---|
| 乾拭き・水拭き | 毎回(最重要) | 埃・塵を落とし、革の呼吸を確保する | 乾いた雑巾、固く絞った雑巾 |
| 靴ひもの洗濯 | 月1回 | 全体の清潔感を向上させる | 洗濯用洗剤 |
| 内側のアルコール掃除 | 月1回 | 悪臭・カビの原因となる皮脂・繊維を取り除く | アルコールタオル |
| インソールの洗濯・天日干し | 月1回 | 悪臭の根本原因を断つ(着脱可能な場合) | 洗濯用洗剤 |
1. 【最重要】乾いた雑巾で乾拭き(毎回)
これが最も重要で、履いた後に毎回行ってほしい手入れ方法です。
- 乾拭き: 乾いた雑巾で、肌をなでるようにソフトに拭き、一日で付着した埃や塵を落とします。強く擦ると革表面を傷つけるため注意してください。
- 水拭き(汚れが目立つ場合): 汚れが目立つ場合、固く絞った雑巾で水拭きします。特に表面と靴底の境目や靴底の側面は汚れやすいので、意識して拭きましょう。



馬毛ブラシがあれば効率が上がりますが、雑巾の乾拭きでも十分な効果があります。


表面と靴底の境目を拭く


靴底の表面を拭く


拭き上げ完了


手入れは乾拭きと水拭きのみ(着用4年目)
2. 靴ひもの洗濯(月1回)
靴ひもは、革靴の表情を左右する重要なパーツです。定期的に洗濯するだけで、全体の清潔感が大きく向上します。
- 靴から靴ひもを外し、洗濯用洗剤を混ぜたぬるま湯に5分ほどつけ置きします。
- 水でよくすすいだ後、タオルで水気を取り、室内に吊るして乾かします。



ドラム式洗濯機の場合、靴ひもの先端がドラムの穴に刺さる危険があるので、手洗いがオススメだよ!
3. アルコールタオルで内側の掃除(月1回)
靴内部のにおいやカビ発生を抑制する、非常に効果的な手入れです。
- アルコールタオルで、靴内部を隅々まで拭きます。
- 特につま先部分は埃が溜まりやすいので意識して拭き取ります。



靴下の繊維や皮脂汚れが取れるほか、靴内側の破れた箇所を発見できることがあります



破れは修理店で2,000円程度でパッチを当ててもらえるので、近くの修理店に相談してみよう!
4. インソールの洗濯(月1回) ※着脱可能な場合
インソールを外せるタイプの靴であれば、これも強力な悪臭対策になります。
- インソールを靴ひもと同様に洗濯用洗剤で手洗いし、陰干しします。
- 注意: ウレタン製のインソールは洗濯可能ですが、革製のものは水洗い厳禁です。必ず陰干しのみに留めてください。
インソールが外れない靴の場合: 基本的にはアルコールタオルでの掃除で十分です。さらに湿気を取りたい場合は、履いた後に丸めた新聞紙(インクが革につかないよう注意)を詰めるのが効果的です。


インソールの着脱が可能なタイプ


一体化しているタイプ
おわりに
今回ご紹介した方法は、革靴を「美しく光らせる」ための手入れではなく、「清潔に保ち、悪臭と劣化を防ぐ」ための必要最小限のメンテナンスです。
足は非常に敏感なセンサーであるゆえ、状態の良い革靴を履くことは、心身の調子を確実に向上させます。
ぜひ、今回の簡単手入れを生活の中に取り入れて、その効果を実感してみてください。




